●ヤミ金とは？
正確には闇金融と言う。
通常、貸金業を営む場合、財務局や都道府県に貸金業としての登録を行い、
法律で定められた利率や営業方法で業務を行わなければならないが、
闇金融とは、それらに反した
違法な貸金業者や業務内容などの事を総称してそう呼ばれている。
闇金融であると定義できるような具体的な一例。
１．財務局や都道府県に貸金業としての登録を行っていない業者。
２．法律で定められている金利を超える利率を課す業者。
３．登録番号を表示しない又は偽装する業者。
４．携帯電話の電話番号のみを表示するか、固定電話の電話番号と併記する業者。
＝携帯電話の番号での営業は０９０金融ないし、ゼロキュー金融などと呼ばれ、
足が付きにくく、摘発が困難であることから、
携帯電話のみや固定電話と併記するような表示は認められていない。
但し、中には固定電話番号でありながら、
転送音などをも巧妙にかき消した方法で携帯電話に転送するなどの
悪質なヤミ金業者も出現し始めている。
５．当社では貸せないが、貸してくれる業者を紹介するので
紹介料を払えと要求してくる業者。
（このようなヤミ金業者の事を特に『紹介屋』という）
６．偽装質屋（※後述）
●偽装質屋とは？
法律では利息制限法の最大利率（１００万円以上の場合）や、
出資法における利率制限は年２０．０％までと定められているが、
質屋に対してだけは、質屋営業法による特例で
年１０９．５％までという超高金利での貸し付けができる。
偽装質屋とは、そこに目を付けたヤミ金業者が、
正規の手段で質屋としての営業許可を得て質屋を構え、
表面上は無価値な品を形式的に質入れ品として預かるなどして正規の質屋を装いながら、
実質、年金などを担保に、
法外な金利での違法融資を反復継続して行うヤミ金業者の事を言う。
ただ、ヤミ金と呼ばれる者の多くが、
トサン（１０日で３割＝年（単利）１０９５％、（複利）１４４１７９１％！！）
トゴ（１０日で５割＝年（単利）１８２５％、（複利）２６７５０４３１６％！！！）といった、
途方もない程の高い金利を課してきている中で、
取り立てもなく、金利も他のヤミ金業者と比べると低く抑えられている上に、
被害者となる者の多くが年金を狙われた高齢者が多い為、
当の被害者らに被害者意識が低く、
事件が表面化しにくい事もあって摘発が困難であるとも言われている。